さよなら ウェンディ

2009年06月23日 14:42

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6月21日 午前1時、
ウェンディが11歳12日の生涯を閉じ、天国へ旅立ちました。

病気がわかってから、わずか11日で逝ってしまうなんて・・・
早すぎるさよならに、後悔ばかりが残ります。

私たち家族にたくさんの幸せを与えてくれたウェンディ・・・
苦しい病気から開放されて、楽になった事でしょう。

ブログをはじめて2ヶ月あまりですが、たくさんの方が気にかけてくださり
励ましや看護のアドバイスをいただいた事は
本当にありがたく心強いものでした。

深く感謝申し上げます

ウェンディを可愛がっていただいて
ありがとうございました





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6月20日の朝、食欲がなく、スキムミルクは飲んだがご飯をほとんど食べなかった。
朝食べないときはおやつや、夜にたくさん食べていたので様子を見る事に。

昨日同様、散歩にも行きたがるそぶりを見せたので、少し安心した。

昼過ぎに、試合に行ってたわんころを迎えに街までドライブへ。
リードと車の鍵をチャラチャラいわせると、喜んでついてくる。
まだ元気だ・・・よかった・・・


夜になり晩ご飯を持っていくと、また食べないとそっぽを向いてる。
スキムミルクも飲まなかった。

なんかおかしい・・・少し経って、寝ている口元にお水を持っていった。

具合が悪くなってから、立って飲むのはつらそうなので、
水を入れた小さな器を口元に運んで、飲ませていたのだが
飲めない・・・!
そして立てなくなっていた。

急いでわんころと抱えて家の中に寝かせた。

少ししてウェンディが笑顔を見せてくれた。
ホントは辛い顔なのか・・・きっと笑顔だよね

これが生きている最後の写真になった・・・

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その後どんどん呼吸が荒くなり、ぐったり横たわっていたが
ワタシが少しでもそばを離れると、心細いのか
きついのに顔を持ち上げてワタシを探している・・・何回も・・・

これはこのまま逝ってしまうかも知れない・・・!!

寝る支度をしていたわんころに
「ウェンディはもしかしたらもう駄目かも知れないから
さよならをしなさい・・・」

予感はしていただろうが突然の事に、わんころは
ウェンディの体をなでながら声を上げて泣いた・・・ずっと泣き続けた・・・

試合で疲れていたのでもう部屋に行って寝るように促した。
「きっと大丈夫だからぐっすり寝なさい」

ウェンディとわんころのさよならだった・・・


ワタシはそれからしばらく、体をさすりながら添い寝をしていた。
呼吸はずっと荒く、お腹が激しく波打っていて
目もうつろな状態。
綿で口を湿らせても舌さえ動かせない・・・

お別れがすぐそこまで来ていた

「ウェンディはおりこうさんね~」と話しかけながら体をさすり続け
どれくらい経っただろう・・・
あんなに苦しそうな呼吸がスーッと静かになり、
赤ちゃんの寝息のような安らかな音に・・・

今にも命の火が消えそうだった・・・

「ウェンディはおりこうさんだよ、よく頑張ったよ!」
懸命に体をさすり声をかけ続けた

そしてだんだん息が小さくなり   止まった

お腹も動かない・・・死んだんだ・・・!!

狂ったように泣き叫んで名前を呼んでも動かない・・・
それでも呼び続けると手足が動いた・・・最後の痙攣が始まったのだ

もう呼んじゃ駄目だ、戻ってもまた苦しい思いさせちゃう・・・だから

「たくさん頑張ったからもう行きなさい、ウェンディ、もう行きなさい・・・おりこうさんね」

ワタシにさすられながら、
ワタシの声を聞きながら

ウェンディは逝ってしまった・・・


ひとしきり泣いて・・・泣いて・・・しばらくしてお尻の下にウンチがあることに気が付いた。

体をきれいにしてあげないと・・・
急に冷静になり時間をかけて清めた。

体は温かいのにもう死んでるんだ・・・
もう帰って来ないウェンディ。悲しくて悲しくておかしくなりそうだった・・・

それから一睡もせずウェンディのそばで夜が明けるのを待っていた。

日曜日なのにいつもよりずっと早起きして来たわんころに
ウェンディが死んだ事を告げた。

わんころはすぐにウェンディのそばに駆け寄り、
体をなでながら大声で泣いていた。
ずっと泣き続けそばを離れようとしない

わんころが4歳の頃からずっと一緒だったからね  お姉ちゃんだもんね

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出張中のお父さんに電話をかけた。
朝早くのワタシからの電話で、すぐにウェンディが死んだ事を悟ったようだった。

「今朝夢にウェンディが来たよ。元気よく走ってた・・・」

そうだ、体をきれいにしてるとき、
「お父さんの所に行くんだよ」と何度も話しかけた。

おりこうなウェンディ・・・お父さんが大好きなウェンディ・・・

ちゃんとお別れしに行ったんだね。

父


お父さんはホントだったら土曜日に家に帰ってくるはずだった。
しかし台風が発生して仕事の予定が変わって、しばらく帰れなくなってしまった。
台風さえ来なければ生きているウェンディに会えたのに・・・

ウェンディの具合が悪くなったのも出張先で聞いた。

それから毎日電話で様子を話していたが、ウェンディのことも心配なのに、
電話口で毎日泣いている私を随分心配していた。
2,3日前、ウェンディが元気なのを嬉しそうに報告すると
笑ったワタシの声聞いて安心したって言ってた。

余計な気苦労をかけてしまったね・・・



仕事を何とかして昼前の便で急遽帰って来てくれた
車で空港まで迎えに行き、家に向かう道すがらそのときの様子を泣きながら話した。

家に着くとダンナはこらえきれず
ウェンディの亡骸を抱いて、声を上げて泣いた。
何度も名前を呼びながら・・・

生きてるうちにあわせたかった・・・でも帰ってきてくれてよかったね

お父さん、亡骸でもいいからウェンディに触りたかったんだよ・・・

三人でしばらく泣き続けた

父2




石垣島には動物霊園もなく、ペットの火葬場も無い。

人けの無い海岸か山、自宅の庭に埋葬するか
沖縄本島に連れて行ってお骨にしてもらうか・・・なのだ。

いろいろ考えて、石垣で生まれたウェンディは石垣の土に返す事にした。
最初、大好きな海のそばに埋葬しようと思ったが
やはり家族のそばの海が見える庭にお墓を作る事に。

第二のお父さんの、友人Sに手伝ってもらい
庭の片隅に穴を掘り始めた。
赤土で硬く、男2人でも大変な作業。
「少し休んだら・・・?」
「何かして無いと落ち着かない」  そうだね

深い・・・深い・・・穴を掘った。



埋葬する前に、ウェンディを車に乗せて
11年間毎日のように歩いた散歩道を走った。

風が,横たわるウェンディの栗色の毛を揺らしていく・・
もうこの道を一緒に歩く事は無いんだ・・・

ウェンディの思い出がどんどんよみがえってくる。


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そして大好きだった海岸の砂をバケツに取り家へと戻った。


海の砂は穴の底に敷きつめた。

泣いて泣いて、たくさんなでて、話かけて最後のお別れを。

ダンナとわんころとワタシで布団に包んだウェンディをそっと穴におろした。
ご飯を食べていなかったので口元にご飯をおいて・・・

もう一度海の砂を布団の上からかけて土をかぶせていった

三人で黙々と・・・

「わんころ、別れが悲しいからって
大人になって犬は飼わないって思わないでね・・・」
わんころは泣きながらうなずいた。

きっとわんころもアニキも、
お父さんみたいに、我が子のように犬に愛情を注げる
やさしい大人になるだろう。

どんどん土がかぶさっていき・・・

そしてウェンディは天使になった


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近所の友人が花束を手向けて泣いてくれた。
子供にもお年寄りにも可愛がられる優しい犬だった。



その日の晩ダンナと少しお酒を飲んだ。
ウェンディの思い出話ばかりで涙の味だったが

「ワタシ、あなたがウェンディ抱いて泣くの見て安心した」
「なんで?」
「だってワタシが死んでもああやって泣いてくれるでしょ?」
「・・・それはどうかな~」
「え~~!!」

久しぶりに二人で声を上げて笑ったね。


見送って泣きつかれ、ダンナもいる安心感からか
早くから寝てしまい、朝までぐっすり。ウェンディの夢を見る暇も無かった。

ワタシにはいつ会いに来てくれるんだろうか

死ぬ3日前に家の前の土手を元気に駆け登るウェンディの夢を見た。
「あ~病気治って元気になったんだ~」と
幸せな気分で目が覚めたのを覚えてる。

お母さんの所へもきっと来てね!

お友達付き合いが苦手だったから天国で一人ぼっちじゃないだろうか。

でも夢の中では黒いラブと一緒に走ってたから大丈夫だよね。

そうそう、東京のアニキがお爺ちゃんの仏壇にお祈りしてたらしいから
きっとお爺ちゃんと、タロウが待ってるよ。


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ウェンディ あなたは幸せでしたか?

私たちはたくさんの幸せをもらいました。

そばにきて、ひざに頭を乗せてくれるだけで、嫌な事も忘れるし

ウェンディのしぐさの一つ一つで、みんなが笑顔になりました。

こんなにいい子はいないって、いつも思ってました。

あっという間に逝ってしまって

お母さんに面倒もかけてくれなかった・・・

苦しい病気だったけどきっとうちの子で幸せだったよね

だって天使になった時、耳が「嬉しい耳」になってたよ!


ありがとう ウェンディ

また会えるよね ウェンディ!!



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